約5000人が火山と共生

 「桜島」は市街地から約4キロメートルに位置し、市街地からは桜島フェリーで約15分。一周約36km、車で約1時間で回ることができます。自然景観はもちろん食や温泉など魅力満載です。  現在も活動をしている世界有数の活火山で、北岳・中岳・南岳によって形成されている複合火山です。鹿児島市の沖合い4kmにあり、もともとは島でしたが、大正3年の爆発により溶岩が流出し、大隅半島と陸続きになりました。  活火山の島ですが、約5000人の人が火山と共生して生活しています。  桜島は果樹栽培等に適した扇状地があり、みかんやびわ等の農業や、波静かな錦江湾を生かしたブリ・カンパチの養殖等の水産業が盛んです。

基礎データ

人口
約5000人
周囲
約55km
標高
北岳・標高1,117m,中岳・標高1,060m,南岳・標高1,040m
特産品
桜島大根、桜島小みかん、びわ、ぶり・カンパチ、溶岩プレート等

絶景の展望所や桜島を望む足湯をはじめ、島内を歩いて楽しむ遊歩道や句碑・文学碑スポットなど桜島の魅力を満喫してください。

絶景!!展望所

全長1キロメートルに及ぶ溶岩遊歩道の途中にある展望所や、大正噴火で埋没した島に造られた展望所などの絶景スポットを紹介します。

  • 有村溶岩展望所 溶岩原の小高い丘から、桜島の迫力と錦江湾の絶景を手にとるように望める
  • 烏島展望所 噴火により出来た小島。名前の由来は、烏がたくさん生息していたところから
  • 湯之平展望所 島内一の景勝地。ここから仰ぎ見る山容や噴煙を上げる様は圧巻
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桜島見どころスポット

桜島を眺めながら楽しめる足湯や温泉、海釣り公園、大正溶岩地帯の遊歩道や大正時代の大噴火で埋まった鳥居などのスポットを紹介します。

  • 道の駅桜島 火の島めぐみ館 地元物産の販売や、レストランでは地元食材を使った料理が楽しめる
  • 黒神埋没鳥居大正3年(1914年)の桜島の大爆発ににより埋まった鳥居を県の文化財として保存
  • 溶岩なぎさ遊歩道大正溶岩地帯の海岸一角から烏島展望所まで続く約3キロメートルの遊歩道
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桜島の句碑・文学碑など

多くの俳人や作家を魅了してやまない桜島。島内にはたくさんの句碑や文学碑があります。一部を紹介しますので、島内を散策して見つけてみましょう。

  • 林芙美子文学碑・ 古里公園 小説「放浪記」「浮雲」などの作者、林芙美子の文学碑が古里公園内にある
  • 米谷静二句碑地理学者で俳人の米谷静二が初めてみた桜島の噴火の様子を詠んだ句を刻む
  • 牧暁村歌碑鹿児島新聞(南日本新聞の前身)記者を勤めた牧暁村の自筆の碑
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桜島ガイドマップ

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城山(城山展望台・城山自然遊歩道)

 明治23年、鹿児島市最初の公園として開設されました。公園面積は、展望台(高さ107メートル)から東側斜面を含む15.6haです。  緑豊かな遊歩道や雄大な桜島、美しい錦江湾、市街地を眺める展望台、林間で遊べるドン広場、鶴丸城の二の丸庭園であった探勝園などがあります。  この「城山」は、14世紀(南北朝時代)豪族上山氏の山城の跡で、明治10年西南戦争の最後の激戦地となったところです。  また、樹齢約400年にもなるクスの大木など常緑広葉樹やシロヤマシダ、シロヤマゼンマイなどのシダ類等、約600種余りの植物が密生しています。市街地にあって南九州特有の照葉樹林を保ち、数多くの野鳥や昆虫が生息する自然の宝庫です。  このため、約10.9haが昭和6年6月「史跡・天然記念物」として国の文化財指定を受けています。  城山自然遊歩道は、照国神社横の探勝園と、岩崎谷の薩摩義士碑の2ケ所の入口から遊歩道に入り、自然を鑑賞しながら展望台へ至る約2キロメートルのコースとなっています。

甲突川河畔

 鹿児島市の中心部を流れる川で、春には約500本の桜が咲き誇り、22時までは夜桜の鑑賞もできます。  また、甲突川左岸の緑地では3月中旬~5月連休と10月中旬~11月中旬に木市が開かれ、盆栽や花・果樹などを買い求める人で賑わいます。  高見橋から甲突橋にかけての川沿いは、西郷隆盛や大久保利通など、鹿児島の生んだ明治の大先人たちゆかりの場所です。維新ふるさと館でまず明治のあついドラマに浸ってから、歴史の街を散策する絶好のポイントです。

川田轟の滝

 八重山(標高677m)と花尾(標高540m)から流れ出た水がひとつになって、川田川となり、郡山温泉郷のそばにある川田轟の滝に流れ込んでいます。滝の上部には、バルコニー風付の橋も建設され、滝を望むことができます。

甲突池

 甲突池は,、標高677メートルの八重山の中腹に位置しており、平成20年6月に環境省の「平成の名水百選」に認定されました。こんこんと湧き出る澄みきった甲突池の水は、下流の五穀豊穣を願い「穣(ゆたか)の水」と名付けられ、今現在も周辺の棚田や畑を潤しています。また、鹿児島市の中心部を横断して鹿児島(錦江)湾に注ぐ甲突川の源流であり、市民の貴重な水がめとなっています。毎年、春の恒例まつりとして、豊かな水と自然の恵みに感謝する神事や踊りを奉納する「甲突池まつり」が開催されます。

轟の滝

 錦江湾にそそぐ永田川の源流近くにあり、自然岩の滝が2ヶ所あったことから「轟の滝」と名づけられたそうです。滝の様子を見出しているかんがい用水路からのあふれ水と、いくつものくぼみと石畳を流れる水の音は、森に囲まれた静けさの中で心の渇きを癒します。夏はしばしの涼を与え、秋は程よい紅葉を楽しめる憩いのスポットです。

樋高大谷展望所

 昭和58(1983)年に皇太子殿下(現天皇陛下)同妃殿下(現皇后陛下)行啓の折り、樋高展望所にお立ち寄りになり、眼下に広がる景観の素晴らしさと沿線に咲く合歓の花に心を寄せられ、皇太子妃殿下におかれては、「薩摩なる喜入の坂を登り来て合歓の花見し夏の日想ふ」の句をお詠みになりました。昭和63年(1988年)6月両殿下の行啓を記念し、御歌碑が建立されました。

八重の棚田

 甲突川の源流域である鹿児島市郡山町の八重地区の急傾斜地に広がる「八重の棚田」は、全面積が12.4haの約240枚からなる石積みの棚田です。この美しい棚田を維持保全する活動を展開しています「八重地区棚田保全委員会」が、中心になって開催しています「農業体験in八重の棚田」や棚田オーナー制度のグリーンツーリズムが体験出来ます。

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※鹿児島市観光サイト よかとこ かごんまナビより転載
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